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皆さんこんにちは!
株式会社ビィーウォータァー、更新担当の中西です。
こんにちは!水道工事雑学講座第10回のテーマは、「止水工事」についてです。
あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、実は私たちの暮らしの安全を守るうえで、なくてはならない工事なんです。
その名の通り、「水を止める」ための工事のことを「止水工事」と呼びます。
具体的には、以下のような場面で活躍します。
建物の基礎部分や地下室に地下水や雨水が侵入するのを防ぐ
漏水している配管や接合部からの水漏れを止める
トンネルや地下道など、水圧のかかる構造物の安全確保
つまり、“水が入ってはいけない場所”に水が入らないようにするための工事なんです。
目立たない仕事ですが、放置すれば大きな被害に繋がるため、とても重要な役割を果たしています。
止水にはさまざまな方法がありますが、現場の状況によって最適なものを選びます。
代表的な方法をいくつかご紹介します。
薬液注入工法
地中やコンクリートのひび割れ部分に、特殊な薬液を注入して固める工法。
水の通り道を化学反応で“封じる”方法で、地下工事などで多く使われます。
⛏️ 止水セメントの充填
水に強い性質を持つ特殊なセメントを使って、隙間やひびを埋めます。
素早く固まるのが特徴で、応急処置的にも活用されます。
樹脂系シーリング材の注入
コンクリートの継ぎ目や目地に、弾力性のあるシーリング材を流し込む工法。
建物の揺れや温度変化に対応しながら、しっかりと防水します。
止水工事は、ただ材料を詰めればいいという単純なものではありません。
水の流れ・水圧・地盤の状態・建物の構造など、さまざまな要素を現場で見極めて対応する判断力が必要です。
水がどこから入っているのか?
どの方法が一番長持ちするか?
他の工事への影響はないか?
こうした判断を的確に下すには、豊富な経験と専門知識が欠かせません。
だからこそ、止水工事は“プロの技術力が光る分野”とも言えるのです。
マンションの地下駐車場や機械室
駅の地下通路やショッピングモールの地下階
公共インフラ(上下水道、トンネル、ダム など)
工場の地下ピットや浄化槽まわり
日常生活では目にすることのない場所ばかりですが、**“水の侵入を防ぐ見えない守り”**として、止水工事は日々多くの場所で活躍しています。
止水工事は、見えないけれど確かな安心を支える重要な仕事です。
建物の寿命や安全を守るためにも、水のトラブルには早めの対応が大切です。
気になる水漏れや湿気、地下の水たまりなどがある場合は、ぜひ専門業者に相談してみてくださいね。
次回は「水道工事の安全対策」についてご紹介します!どうぞお楽しみに!✨
次回もお楽しみに!
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